スキルカードは、CardWirthのシステムを構成するカードの一つ。「特殊技能カード」の名称もある。
概説
攻撃・防御・回復・調査など、さまざまな技能を表現するカードである。
技術的解説
「Skill*.wid」のファイル名でシナリオを構成する。CardWirthエディタのカードウィンドウで内容を確認することができる。「特殊技能カードの設定」ウィンドウから編集することができる。
「名前」と「解説」の一致をもって「同じ種類のカード」と認識しており、1文字でも異なっていれば「別のカード」とみなされる。イメージは同定に関係しないため、シナリオ内部で判定にのみ用いるカードはシナリオ容量削減のために画像を省くことがよく行われている。
カード
- 名前
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名前の「全角」6文字、「半角」12文字まで。それ以上は入力できない。しかし、制限一杯入れるとプレイ画面で見た際の見栄えが悪くなるため(標準の UI Gothic の場合は文字間隔が変動するため一概に言えないが、すべて漢字にした場合は6文字目の右端がわずかに切れる。また、文字幅が最も大きい半角のmは、6文字程度しか入らない)
- イメージ
- 発声による発動
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沈黙時に使用が可能か否か。
- 効果属性
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物理属性・魔法属性・魔法的物理属性・物理的魔法属性の4つ。
- 抵抗属性
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回避属性(回避可能)・抵抗属性(回避不可)の2つ。
解説
- 解説
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groupAsk(斎藤氏)の解説には一定のパターンが存在する。「レベル1技能カード(呪文)。味方一人の治癒能力を一時的に向上させ、傷を癒す。使用には強靭な精神力と平和を尊ぶ優しさが必要とされる。自然の肉体を持たない目標に対しては効果がない。」(癒身の法)に見られるように、「レベル◆技能カード(種別)」で書き始め、効果と要素を順に示たものである。斎藤氏による技能の種別には、「呪文」(沈黙時に使用不可)、「技」(沈黙時に使用可)の二種類がある。
要素
- 身体的要素
- 精神的要素
技能レベル
- 技能レベル
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整数で1から999まで選ぶことができるが、通常1〜10程度に収められる。
- 使用時能力値
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回避・抵抗・防御につき、-10〜+10までのペナルティ/ボーナスがつく。
効果
属性
- 効果目標
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「対象無し」「使用者」「味方」「敵方」「双方」
- 効果範囲
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「一体」「全体」のいずれか。
- 視覚効果
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対象に効果を与えた際のカードの動作を設定する。「視覚効果なし」「対象を横に振動」「対象を縦に振動」「対象を反転」の4種がある。
- カードの価値
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日用品・希少品・貴重品の3つ。このうち「貴重品」は破棄不可。本来は、破棄するとシナリオのクリアが不可能になるキーアイテムに付けられるもの。
- 成功率修正値
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-5(絶対失敗)〜+5(絶対成功)
効果音/キーコード
- 効果音
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スキル使用時に鳴らす「初期効果」と、スキルが効果を示した際の「二次効果」が設定される。
- イベント発火のキーコード
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5つまで設定できる。