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口調クーポン

カテゴリ:技術

最終改訂:



口調クーポンは、口調分けを円滑に行うために配布されるクーポン。

概説

PCのイメージに近いセリフをしゃべらせたいというプレイヤーの欲求、あるいはプレイヤーのイメージを掴む手がかりを得たいとする作者の欲求は、クーポンをその道具として使うに至った。たとえば丁寧口調で話すPCの識別に特性「_上品」を用いるということが行われたが、これには一部批判もあった。

このため、ユーザーのイメージを的確に示し、それを作者が汲み取ることができるようにする「統一クーポン」の試みは早い段階から何度か提唱されている。しかしCWの特性上、公的に「規格」として確立したものはなく、対応するのかしないのか、あるいはどの規格を用いるかは作者に委ねられている。

 → ◇「クーポン配布の傾向と対策」

2000年9月には、Mappy氏『無口とお喋り』が、2001年4月には、IKA氏『口調配布シナリオ』がそれぞれ公開されている。2002年8月に如月真問氏が制作したペルソナシステムは、一つの到達点である。

いくつかの規格が並存する中で、2002年に平江明氏が制作したsicとFATは、対応のしやすさなどから比較的広く使われている。2004年以降は、既存の規格を併せて対応するユーティリティも発表されている。

おもな口調クーポン配布シナリオ

  • Mappy氏『無口とお喋り』
  • IKA氏『口調配布シナリオ』
  • 平江明氏『口調システム -sic-』
  • 平江明氏『口調システム -FAT-』
  • SARUO氏『道化の館』
  • 黒土禾甘氏『称号登録所』
  • ほしみ氏『口調編集ユーティリティ』
  • 羊候氏『口調設定ユーティリティH』

関連記述

  • ◇CWUN過去ログ「統一クーポンユーティリティの提案」(1999年3月)

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