魔術師(まじゅつし)は、職業的に魔法(魔術)を扱う者、「魔法使い」。表記にはほかに「魔術士」がある。また、「まどうし」(表記は魔道師・魔導師・魔道士・魔導士)の表現もある。「まどうし」については漢字の区切りに関しても、「まどう+し」(魔道/魔導+師/士)、「ま+どうし」(魔+導師/道士)という異なる解釈ができる。
作者によってはこれらの表記違いに内実の違いを伴わせる場合(一般の「〜士」に対し、指導者クラスに「〜師」を使うなど)もある。同一作品内で同じ概念を扱う場合には、表記ゆれを抑えたほうが望ましい。
設定と解釈
groupAskによる設定
齋藤氏
齋藤氏は、「魔術師学連」に見られるように、「魔術師」を用いている。
倉貫氏
倉貫氏は『見えざる者の願い』において、グリシャムを「魔道師」と呼んでおり、「魔道師連合」という組織について言及している。この作品には「魔道学院」(ただし「魔導学院」の表記ゆれがある)が登場するため、倉貫氏の設定では、知識・技能体系は「魔道」、称号としては「魔道+師」であるようだ。
赤塚氏
赤塚氏は『機械仕掛けの番犬』においてファランを「魔導師」と呼んでいる。この作品において知識・技能体系は「魔法」と呼ばれており、ファランは「魔法学院」の講師をしている。称号としては「魔+導師」であるようだ。