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◇「魔術師学連」 |
魔術師学連(まじゅつしがくれん)は、CardWirthの世界において、魔術師たちが構成する組織のうち最も広く使われている名称の一つ。
概説
設定の初出は齋藤氏(groupAsk)『交易都市リューン』(1998年8月18日)。
西方世界全域の多数の魔術師を統制する強力な団体なのか、一定の地域の有志が結集した任意の団体なのかについては、シナリオごとに解釈が異なる。
設定と解釈
groupAsk(齋藤氏)による設定
『交易都市リューン』(1998年8月18日)では、魔法系の技能を扱う「賢者の塔」に以下のような説明が付されている。
古代文明や魔法の研究を専門とする団体、魔術師学連のリューン支部。魔法を日常の道具としての利用を推奨する彼らは、魔術師系の呪文技能を販売する。
『奇塊』(1998年8月29日)では、NPCダスキン・モップのセリフとして「ここは魔術師学連の宝物庫じゃないんだぞっ!?」「学連の校長がとち狂って宝物庫の中身を全部トイレに放り込んだとでも言うのか!?」がある。後者からは、「魔術師学連」が教育機関を備えているか、教育機関そのものであることが推測できる。ダスキンは称号「魔術師学連修士過程卒」(誤字ママ)を持っているため、魔術師学連は大学院レベルの課程を持っているようだ。
『鳥の歌が聞こえない』(1998年8月29日)では、ある変事に際して魔術師学連から調査団が派遣され、現地に臨時の研究所を開いたことが記されており、「魔術師学連といえば、全国的な学術団体だ」とのPCのセリフがある。このシナリオには「学会きっての実戦部隊」である「遺跡捜査班(遺捜班)」の存在が言及されている。細かい話になるが、「学会」と「魔術師学連」と「遺捜班」の組織的関係は明示されていない。
『旧き沼の大蛇』(1999年2月)において、六角沼の木の実取りのアントンがかつて遺跡に学者が調査に訪れ、「魚人語辞典」を置き忘れていった話をするが、アイテムカード「魚人語辞典」の解説文によるとこの学者は「魔術師学連の学者」である。
groupAsk(倉貫氏)による類似の設定
倉貫氏『墓守の苦悩』(1998年8月29日)では、魔導都市カルバチアに「この地方の魔道師連合の本部がある」と記されている。また、NPCのルティアは「魔道学院(魔導学院)」の学生である。「魔術師学連」と「魔道師連合」(一般名詞の可能性もある)、「魔道学院(魔導学院)」の関係は不明。
DOLL設定
DOLL設定では、魔術師学連の正式名称は「魔術師学術連盟」とされ、「総本部」はカルバチアにあると設定されている。総本部に隣接して(総本部としばしば同一視される)「魔導学会」があり、一種のゼミのような施設「魔導学院」がある。学会は実践討伐部隊「遺跡捜査班」を持つ。