アダン
- カテゴリ:設定(地理)
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アダンは、齋藤洋氏『鳥の歌が聞こえない』に登場する村。薬草の村として有名。
設定と解釈
『鳥の歌が聞こえない』
薬草産地としての賑わいは、シナリオ中で以下のように描写されている。
この村は薬草の産地として賑わっていた。薬草を求める旅人が通りにあふれ、店の棚には青々とした薬草が所狭しと並べられた。全ては隣接する森の恩恵というべきであろう。森には様々な種類の薬草が豊富に揃い、季節を問わず村を潤していたのである。
アダンは、冒険者の宿(リューンとは明示されていない)からは徒歩で2日の距離にある。アダンまでの道は多くの人里を結んで整備されている。本件は14歳の少女の「はじめてのおつかい」を護衛する依頼であるが、宿の亭主も道中に関しては「実際のところ、護衛なんて必要ない」と評価するほどであり、山賊や盗賊の類もいない安全な道とされている。
『鳥の歌が聞こえない』の依頼の数ヶ月前から、森に入った村人が相次いで失踪する事件が起きており、村の「長老会」は十数名の冒険者を雇って調査を依頼したが、結果は「森の魔物」の存在を信じさせるものであり、薬草の供給はストップしている。
情報カード「森の魔物」によれば、村は「評議会」によって運営されている。