灰色の神殿
作者 tz氏
発表 1998/10/06 ギルド掲載 [旧:4-9]
草創 1.20前期 1.20後期 1.28一期 1.28二期
98 -- 99 -- 00 -- 01 -- 02 -- 03 -- 04 -- 05 -- 06 -- 07 --
入手
サイト tz氏《FANTATHEATER annex》
ギルド 旧ギルド登録(4-9)

灰色の神殿』(はいいろのしんでん)は、tz氏制作の短編探索シナリオ。groupAskによる「シナリオ募集」から1ヶ月と経たない、1998年10月に発表された。邪教集団「クドラ教」の初出シナリオである。

内容

ストーリー

近くで見つかった遺跡のモンスターを排除してもらいたいという、「遺跡調査委員会」なる組織からの依頼。冒険者たちは、他の冒険者に先を越されていないかを気にかけつつ現地に向かうのだが……

設定と解釈

邪教集団「クドラ教」の初出シナリオである。

技術

現時点(2007年12月現在)の最新版は1999年2月14日付。作者が活動を休止して久しく、今後の更新の可能性は低い。1.15エンジン対応のまま存在する数少ないシナリオの一つであろうと思われる。

この時期のシナリオは、パッケージ処理や背景のjpg使用がまだ不可能であった。用いられている素材はAskリソースであり、黎明期のシンプルなシナリオの姿を現在に伝えている。口調は男女・上品の三口調。「見張り」の扱いなど、構成は『ゴブリンの洞窟』の影響が強い。

影響

当該項目に記載するように、「クドラ教」はCardWirth世界における「邪教」の代表として登場するようになった。ユーザー制作シナリオの相当早い時期に登場した典型的な「邪教結社」としての姿や、本作に登場したボウェーロ司祭の悪役ぶりが印象を残したものと思われる。