連続殺人事件 | |
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作者 | マータ氏・Lor氏 |
発表 | 1999/07/11 ギルド掲載 [旧:8-21] |
入手 | 不可 |
※竹庵はプレイしていないシナリオである。
PC/プレイヤーの行動により多数の異なる結末を持つマルチエンドシナリオ。《CW大辞典》に記された情報によると、「本筋のはずの殺人事件は実はおまけ。実際は星の数ほどの横道イベントがメイン」であり、「魔神を滅ぼしたり、街を壊滅させたりすること」ができたという。ことに「街の滅びるEDが沢山用意されている素敵なシナリオ」だったらしい。「一回のプレイ時間はそうは長くならないが、遊び尽くそうと躍起になると、合計時間で、かの「団地妻」すら超えかねないというシナリオ」であったとも言われる。「数々の強力なNPCが加入するイベント」[註1]もあったようだ(連れ込みNPC)。また、当時の1.15エンジンの技術的制約のため、jpgやパッケージ処理が使用されていない。このため圧縮時のサイズが2MG近く(旧ギルドの記載では2125KB)あったという。
「辛口感想」で知られたTHU氏が、その「感想」活動の初期(2000年6月6日以前) に、完成度が非常に高いとは言えないとしながらも、
「街全体が舞台となっていて色々な人に聞き込みをしたりするわけですが、登場人物一人一人がちゃんとした個性を持っていてこれまたすげいです」
と評し、「お気に入り」と「オススメ」を付けているという作品であった。またSAD氏は、イベント発生条件のわかりにくさや戦闘バランスについての問題点を指摘しつつ、本作を「よく作りこまれた大作」と評し、
「普段は目立たない街の人々にもそれぞれの人生があるということを、認識させてくれる作品です」
と記している。一つの街を舞台に、PCとさまざまなNPCの人生と関わらせる、イベント多発型街シナリオの祖形と言えるかもしれない。
《CW大辞典》の記載によれば、2002年1月の時点ですでに入手が不可能になっている。
註
- [註1]
《CW大辞典》には「強力なNPC」と記されているが、◇旧CWUN過去ログ6767番ツリー「NPCを仲間にできるシナリオを教えてください」の◇6775番IKA氏投稿(2000年6月27日)によると、「全員合計36に抑えてありますのでそこそこの強さです」とある。能力値合計36はgroupAskによって平均的な冒険者の数値として設定されている数値。竹庵宛にメールで提供された初心人氏の情報によると、1名だけは36を上回っているものの、体力が極端に低く設定されているという。