品川コータ氏は、1.20期から活動するシナリオ制作者、素材提供者。イラストも手がける。かつては感想執筆も行った。「喫茶SHUFFLE」のひとり。
活動と足跡
わが道を行く「暴れん坊」創作者
CWエッセイの記述によると、喫茶SHUFFLEの他のメンバーからCardWirthを勧められた。初めてプレイしたシナリオはオーソドックスなAskシナリオではなく、狂い系シナリオとして知られるYAMADA255氏『漢の生き様』であったといい、その後の特異な活動を導く原点として本人も自認している。2000年6月12日、サイト《品川コータの暴れん坊性分》を開設。
第一作は『団地妻〜如月さやかは生きている』(2001年4月)。この作品は「平均プレイ時間 4時間30分」を公称しており、その後も数時間を越える個性的な長編読み物シナリオを制作した。
持ちキャラ「吉良夫人」で知られている。また、感想執筆、Project HEVOの組織化(2002年2月)など、コミュニティにおける発言や活動も活発であった。ギルド公開の作品では陰鬱な描写が多く、一方Project HEVOでは時事ネタ作品を公開した。アングラな創作力を遺憾なく発揮した作者であると言える。
2005年3月以降、2006年1月まで、長期の活動停止時期を迎えた。2006年半ばには、新シナリオの制作中にコンピュータのクラッシュにも見舞われている。2007年3月4日、ブログ《逝き様ブログ》を開設、2007年12月31日に、久しぶりの新作となる『鬼人の町』をテスト公開した。2008年頃には、「2D格闘ゲームゲーツクール2nd」(エンターブレイン)を用い、カードワースをモチーフにした格闘ゲームを構想されていた。2008年12月以降ブログエントリが途絶え、再び活動停止期に入る。
2010年10月、infoseekライト終了に伴いシナリオの移転措置を行っている。
おもな制作シナリオ
シナリオ名 | 発表 | 備考 |
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団地妻 | 2001/04/02 1.00公開 [HP] | |
革命の女神 | 2002/06/23 1.00公開 [HP] | |
鬼人の町 | 2007/01/12 1.00公開 [RM] |
著述
- ◇品川コータ氏「エッセイも吉良的に…」、〈CWエッセイ〉第56回