拾穂文庫CardWirth史年表用語集【あ】

アニキ

  • カテゴリ:題材、シナリオのジャンル
  • 最終改訂:2012/06/03

アニキは、カードワース草創期の人気キャラクターの一。マッチョな生命体。カードワースの初期、多くの作者たちによってクロスオーバーがなされ、一大ムーブメントを築いた。

あまりに強力なその存在感は一般的な「中世ファンタジー」世界観から逸脱し、ギャグ展開(出オチ)、熱い展開など、奔放な創造を可能にした。彼らが主役を張るシナリオは「アニキシナリオ」と呼ばれ、多くは暑苦しいキャラクターを活かしたギャグ・不条理路線のシナリオとなっている。

成立と影響

初出は伊達氏制作の『超亜空間書店侠勇堂』(1998年12月、のち『超亜空間書店兄勇堂』に改名)。カード絵を描いたのは砂雲堂氏だった。

伊達氏によると、パソコン通信で知り合った友人が書いた「兄貴が書店を経営している」というシュールな設定の小説に影響されたとのこと[註1]。元ネタを辿ると、PCエンジンSUPER CD-ROM2用シューティングゲーム『超兄貴』(1992年12月)に至るものと思われる。

おもな関連シナリオ

アニキシナリオ

脇役としての登場

おもな関連サイト

「アニキ」に関するWebコンテンツは砂雲堂氏サイトのコンテンツ(現存せず)に従って「薔薇園」(ばらぞの)の名で呼ばれ、こっそりおかれているのが通例のようである。かつては首藤氏管理のwebリング《ROSE RING (薔薇園リング)》があったが、現存しない。

参考

  • [註1] 《拾穂文庫》掲示板720番投稿、2007年6月24日21時58分付

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