遺跡に咲く花
- カテゴリ:シナリオ名
- 最終改訂:2009/06/05
遺跡に咲く花 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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作者 | 倉貫氏(groupAsk) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発表 | 2000/01/09 公開 [Ask] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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入手 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
サイト | ◇groupAsk《groupAsk Website》 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ギルド | 公式ギルド登録 |
『遺跡に咲く花』(いせきにさくはな)は、groupAskシナリオのひとつ。倉貫氏が制作した探索シナリオ。
概説
シナリオの公開は、1.20エンジン発表後の2000年1月。Askシナリオとしては、齋藤氏の『旧き沼の大蛇』(1999年2月)以来、約1年ぶりに発表された作品である。2011年現在、本作が最後の Askシナリオとなっている。
なお、Askシナリオでは唯一Vectorで配布されていない。
内容
ストーリー
病気の弟の治療に必要な薬の材料である「フィロンラの花」を探す娘・リィナの依頼。古代文明期の魔術師が生み出したこの花を求めて、冒険者は依頼人とともに遺跡を探索する。
ミッション
古代文明期の遺跡の攻略。
設定と解釈
人物など
- 主人
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冒険者の宿の主人。冒険者のことを「お前さん(たち)」と呼ぶ。
- リィナ
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ブラウムの村に住む18歳の少女。3歳年下の弟と二人暮らしであるが、弟が特殊な病気にかかったため、薬の原料となる「フィロンラ」を探している。なお、一箇所だけセリフが「父親の病気」となっている部分がある。
- 村の医者
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リィナの弟の病気を診療した、ブラウム村の医者。初老の男性。リィナの弟の病気を正しく診立て、それを治すための薬の精製にフィロンラの花が必要であることを教えた。30年前にはとある遺跡でフィロンラの花を手に入れたことがあるという。妖魔の棲家になっているであろう遺跡に行くのならば冒険者を雇うがいいと助言し、「古い友人」である主人の宿を教えた。なにげに、ただ者ではない。
- ジグ
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関西弁を話す冒険者。20歳。古代遺跡を中心に活動するトレジャーハンター。「宝探し」だけではなく知的好奇心も併せ持つ。自称「疾風のジグ」。浪花節には弱いらしい。
モンスター
- 大百足
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おおむかで。本作の「ラスボス」。
地理
- 冒険者の宿
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いつもの「主人」のいる、いつもの宿。店の奥に調理場がある。もっぱら冒険者や旅人を相手に、食事と宿を提供する。また、冒険者の力を必要とする依頼人が宿を訪れる。宿の所在地については明記されていない。
- ブラウムの村
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リィナ姉弟の住む村。
物品
- 具たっぷりのスープ
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本作が初出となる「宿の自慢料理」。主人は冒険者とリィナに「特製の具タップリのスープ」と「焼き立てのパン」を出した。リィナ曰く「こんなに美味しいスープは初めて」。
- フィロンラ
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ガジャル科の植物。四季を通じて咲く薄紫の花。リィナの弟の病気を治す薬を作る際の原料になる。「一説によると古代文明期の有名な魔道師が作り出したとも言われ、野生のものはほとんど残っていない」という、希少価値のある花。
- ジェゴール『消え行く植物達』
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「貼り紙」に記されたフィロンラの説明の「出典」。
その他
- ガジャル科
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ジェゴール『消え行く植物達』によると、ガジャル科に属する花は「自然系統の花ではない」。
技術
groupAskシナリオの中では最も新しく、1.20エンジン対応シナリオとして公開された唯一の作品である。パッケージ呼び出し処理が行われている。また、「遺跡地図」も備えている。
「扉の数字合わせ」というパズル要素を持つ。