異端審問官
異端審問官(いたんしんもんかん)は、複数のシナリオに登場する、聖北教会の役職。邪教の摘発や妖魔の討伐にあたる。初出は齋藤氏『教会の妖姫』(1998年8月)。
『教会の妖姫』に登場するバルドゥアの印象や、史実のヨーロッパにおける異端審問・宗教裁判・魔女狩りのイメージが強く、「異端審問官」は狂信者や体制悪、非寛容の象徴として描かれることが多い。もっとも、バルドゥアのために忘れられがちであるが、『教会の妖姫』のエルンスト司教もかつてはこの職にあった。公的に掲げられた目的としては、邪教や悪魔崇拝などから民衆を保護するための役職である。
設定と解釈
groupAskによる設定
おもな関連シナリオ
- 齋藤氏『教会の妖姫』(1998年8月)
- tz氏『灰色の神殿』(1998年10月) − クドラ教徒は異端審問官に引き渡される
- マット氏『信心と欲望と……』(2001年11月)
- Mart氏『銀斧のジハード』(2005年10月)
- Mart氏『碧海の都アレトゥーザ』(2005年9月/2006年4月)
来歴
史実における「異端審問」は、「異端」すなわち「同じ宗教の正統ではない解釈」への取り締まりを指しており、本来「他の宗教」への弾圧を指す言葉ではない(やっていることは似たようなことであれ)。